カンボジアの小学校で運動会

2012年12月20日 西日本新聞 掲載


体育定着のきっかけに、
近畿大九州短大(飯塚市)・西南学院大(福岡市)・中村学園大(福岡市)・山口大(山口市)4大学・短大の学生が来年1月、カンボジアの小学校で運動会を開く。保健体育などを学ぶ学生や専門の教授が、体育の授業が普及していない同国で「体育の素晴らしさを体感してもらおう」と企画。参加賞として児童に贈る文具の寄付を募っている。
体育の指導要領はあるものの、教員育成システムや運動場などの整備が遅れている現状を目の当たりにし、運動会の開催を思いついたという。4大学・短大の4教員の呼び掛けに、約60人の学生が集まった。

運動会を開くのは同国西部のチョンカル村にある小学校(児童約660人)。棒引きや駆けっこ、玉入れなどを予定している。鐘ケ江教授は「世界から遊具などの物的支援があるが、維持・管理ができず壊れたままの物も少なくない。運動会を自主的に継続開催してもらうことで、体育を定着させるきっかけになれば」と期待する。

学生たちは、参加賞の文具(鉛筆、鉛筆削り、消しゴム、ノート)のほか、運動会でかぶる紅白帽の寄付を募っている。

※会社より、(鉛筆、鉛筆削り、ノート)の寄付をさせてもらいました。

運動会、楽しんで下さい♪